農業関連視察

7月2日、農業を考える議員の会で、米粉の普及事業(R10プロジェクト)
とイネを原料としたバイオエタノールについて視察してきました。
まず、新潟県庁で食品流通課長の目黒さんから、米粉の普及事業について
説明を受けました。
米粉普及事業(R10プロジェクト)とは、食品自給率の向上のため、
ほとんどを輸入に頼っている小麦粉消費量の10%以上を、自給率の高い
米粉に置き換えようという事業です。
現在の我が国の食品自給率は約40%と主要先進国で最低です。
ですから日本では、輸入農産物の安定確保がまず第一の課題です。また、
自給できない食品を輸入するためにおこる環境負荷の増大も問題となり、
さらに耕作放棄地が増えるに従って国土保全機能の低下も問題となります。
そのような課題を、しかも現在の食生活を大きく変えずに、解決するために
考え出されたのが、米粉の普及です。唯一自給率が百%を越える米の消費を
増やして、日本の農業離れを食い止め、更に、食品自給率を高めるのが目的
です。
昼食に県庁の食堂で米粉ラーメンを食べてみました。
茹で方のせいか、若干コシが足りない感じもしましたが、これが米粉入りとは、
聞かなければ判らないくらいの味わいでした。
米粉パンも少しずつ普及してきています。
費用対効果も考えた上ですが、学校給食等にも米粉製品を取り入れるなど
して、日本の食糧事情に関心を深めることも食育として大切なのでは
ないかと感じました。

午後からは新潟東港にあるイネを原料としたバイオエタノール工場の
見学を行ってきました。
平成19年度農林水産省「バイオ燃料地域利用モデル実証事業」の採択を
受け、世界で初めて、新潟県内において原料イネの栽培からバイオ
エタノールの製造およびエタノール混合ガソリンの販売までを一貫して
おこなう事業に取り組んでいます。
新聞にも報道されましたように7月17日より県内19箇所で販売開始、
小千谷市内でもJA南部給油所で取り扱いを開始します。
品質や燃費も通常のガソリンと同様との事です。
大々的に普及していくには、まだまだ課題も多いようですが、このような
取り組みが軌道に乗ることによって少しでも農業環境が良好な状態で
維持されることを願ってます。