人口問題レポート・提言(導入編)活動だより第2号

~人口減少問題、人口動態変化に向けた自治体経営について~

2008年 第2回市議会一般質問より抜粋 宮崎悦男

小千谷市の将来を考える上での最大の課題は、人口減少問題と動態変化であると考えています。
なぜなら、急激な人口の減少は、産業、経済、福祉、医療、社会保障や税収減による自治体経営の硬直化、地域活性化の減退など、私たちの生活に大きく影響をもたらすからです。

【将来予想と現状分析】
小千谷市の人口は、昭和31年の52,242人をピークに年々減少し、平成20年3月時点では39,913人となっています。
国立社会保障・人口問題研究所によりますと、平成32年の小千谷市の将来人口は35,043人、平成42年には30,432人となると大変厳しい数値を予測しております。
小千谷市人口推移 実績と予想推移
人口減少には、死亡者数が出生者数を上回る「自然減」と転出が転入を上回る「社会減」があります。
平成10年より10年間で2,500人余りの人口が減少しておりますが、10年間の自然減は838人、社会減は2,046人となっており、小千谷市の人口減に大きな影響を与えているのが社会減であることが見てとれます。
年度別人口移動数
小千谷市の社会減の理由別内訳を調べてみると、10年間の転入・転出を相殺しても職業・学業のための転出が66%を占めていました。
転入・転出 理由別人数
その内、15歳から30歳までの若者世代は転入者を差し引いても毎年100人以上が流出しております。
年代別転入・転出者数
若い世代の流出は生産年齢人口の構成比に大きな影響を及ぼします。
若い世代の人口流出による人口減少がもたらす影響

【考えと提言】
人口減少に対する分析と対策は小千谷市の将来を考える上で最重要課題のひとつであり、人口減少の構造を踏まえたうえでの自治体経営が大切だと考えます。
人口減少問題というのはよく生活習慣病に似ているといわれます。
今日明日はどうってことないし、自覚症状もあまりありませんが、確実にむしばまれて気が付いたときには手遅れになります。
人口減少は社会的な構造として避けられないともいわれていますが、急激な人口減少は小千谷市にとって大変大きな損失であるということをより深く認識し、少しでもその減少の速度を緩めるべきです。危機感を持ち、変化が現れてから対応するだけではない未来創造型の自治体経営、そして
行政と企業、そして市民が一体となって人口減少問題をとらえ、地域力を維持することが大切だと考えます。

各担当課の垣根を越えた横断的な取り組み、長期的、総合的な対策人口減少の要因分析をした上での、より効果的な対策が必要と考えます
要因分析に裏づけされた「新たな対策」
行政・企業・市民が一体となって地域力を高めよう!