中越地震体験記 3 安否の確認 10/23(地震初日)

10月23日小千谷市震度
震度6強-2回 震度6弱-1回 震度5強-3回 震度5弱-1回
震度4-18回 震度3-31回 震度2-38回 震度1-59回
電気、ガス、水道等のライフラインが全て寸断。
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震災当日、女房と二人の息子は長岡の親戚宅、お袋は上京中だった。
女房とは辛うじてメールが繋がり安否の確認ができたが、
お袋とは連絡はつかず。
親父は自宅の居間で被災、家具の下敷きになる寸前で、
中柱に引っかかり、辛うじて外へ。
次の余震では屋根から雪の滑り止めの鉄の棒が何本も落下。
生きた心地がしなかったという。

真っ暗闇の中、地鳴りのような音の後、次々と余震が襲ってきた。
まずは近所住民と声を掛け合い行方不明者や、負傷者がいないか
確認をしていった。
「○○さんが生き埋めになった状態だ。いま救出に来ている」
近くでは生き埋めになった方を救出するため、投光機が灯されていた。

バイクより高く胸まで持ち上がるマンホール。

中越大震災 写真

町内住民の安否がとれた後、バイクで、親戚、知人の安否の確認に回る。
あちらこちらに、外に放り出されたように、為す術もなく茫然ととした
人々の影が見える。
市内を回るうちに小千谷の被害の大きさを実感した。

少しでも休もうと、深夜に吉谷に戻った。町内の人たちと、
どうやって今晩の安全を確保するかを話し合い、
学校のグラウンドに避難することになった。
車の中で夜を明かしたが、余震で眠れたものではなかった。

夜が明けて、周りを見回して愕然とする。吉谷地区は特に被害が大きく
沢山の家が倒壊し、地面には亀裂が走っていた。

ゆがんだ道路

山も地肌が見え、地形が変わっている。
私の家ととなりの家のわずかな間に杉の大木が二本倒れていた。
少しでもずれていたら…。

明るくなってあらためて、被害の大きさを実感した。
なすすべもなく、ただ呆然としている人たちがそこここにいた。

木が倒れている様子